先日、山口市大内及び防府市佐野地区にてドローンでの農薬散布を実施いたしました。
今回の農薬散布では、ウンカ被害の防除対策のための散布に加え、防府市佐野地区の農家様に対しドローンの散布飛行についてのデモンストレーションも行わさせていただきました。
防府市佐野地区の圃場は、1圃場当たりの面積が広くヘリコプターによる散布も適しています。
そのため、ヘリコプター散布と比較した際のドローンによる散布の有益性を今回ご説明させていただき、実際に散布飛行の現場も見学して頂きました。
ドローンによる散布飛行の良さ
ヘリコプターでの散布と比較した際のドローンでの農薬散布の主な利点を挙げると、
- ヘリコプターでは1回目の散布では稲が倒れることは少ないが、穂が付き重くなっている2回目以降での散布飛行では離発着の箇所を主にダウンウォッシュの風で倒伏してしまい戻らないことが多い一方、ドローンであれば機体のダウンウォッシュは均等なため稲の倒伏の心配はほとんど無い。
- ヘリコプターは散布スピードが速いため散布範囲にムラが出やすいが、ドローンによる散布はより細かく散布することが出来散布高度もほぼ一定のためムラが出にくい。
- ヘリコプターはフリーで飛ばすため、パイロットの技量や天候など依頼先や環境によって差が出やすい。一方でドローンは自動航行による自動散布だけでなく、半自動飛行の機能も備わっているため、パイロットの技量による差がヘリコプターよりは出にくく、散布飛行ルートも一定を保ってくれるため撒き忘れや撒きムラが出にくい。
麦防除と来年の防除計画に向けて
本年度の農薬散布時期は落ち着き終わりが見えてきました。
しかしながら、本年度のウンカ被害の状況から、今から対策を練り早め早めの防除や散布計画を立てる必要があるのではないでしょうか。
また、SKYLOOP JAPANでは稲だけでなく麦への農薬散布も行っております。年間を通じて農家様の散布のご希望に対応できる体制を整えております。
ムギ類の最重要病害である赤かび病を筆頭に、麦のドローンによる防除のご相談も随時受け付けております。
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